
帝国空軍の機体開発は、数社の民間企業のトライアルで行われている。
ゲーム中に登場する機体はLa社製、Ma社製、他、飛行船にはアーレン社のものがある。本編には関係ないが、Ma社は後発のため型番が若い。
ほぼ1~2年に1機開発、採用している実績からも航空機への力の入れ方が伺える。
多数のメーカーがトライアルに参加しているが、航空機で上記二社しか採用されていないのはひとえに技術力の差と言われている。
飛行船は型番=固有名であり各々一機しか存在しない。
【La-5 SteifeBrise】 シュタイフェブリーゼ
双発の三枚翼機。特に特徴はない。強いて言えば軍に採用されたという事そのものにあると言える。
それでもルブジェロナ王国を降伏にまで追い込んだ時は、対空装備もなかった敵に対しほぼ一方的な戦い方をし、航空戦力の有効性を示した。
その戦法は、偵察任務機が状況を把握、地上部隊を誘導しつつ敵側が使用すると判断した橋に誰よりも早くたどり着き橋を落とし敵軍の行動力を奪っていく、というものであった。
手で投下する爆弾と固定した機関銃一つという原始的な装備だったが、強いて言えば『はったりが利いた』と言える。
ペットネームは『突風』の意味。名称付与のルールが他と違うのは、深く考えずに付けられたためと言われている。
【La-9 Strauss】 シュトラウス
地上機。La社の単発の複葉機。
胴内に爆弾を格納するタイプとしては割と初期の機体。一般的な航空機の外観を持つため、援護の攻撃機と混じり数を知られぬまま敵を欺くという戦法が多く取られていた模様。しかしペイロードが150kgだったので苦労はしたらしい。
最高速度が非常に遅い。それにしても飛ばない鳥(ダチョウ)の名を飛行機に付けるとは……。
先の大戦前期で活躍し、殆ど引退している。
【La-4 Libelle】 リベレ
地上機。La社の単発の複葉機。
先の大戦で活躍した帝国の主要攻撃機。わざとなのかどうか未だに不明だがシュトラウスと機影が似ており、爆撃任務の中に紛れさせ、のこのこと落としに来た敵機を逆に討ち取るおとり的戦法を得意とした。
もっとも、単機でも優れた性能であったため、それ抜きでも大変重宝された機体。製造数は多かったが、複葉機時代の最後の機体であったので後継機が開発される事はなかった。
装備は翼上部にプロペラを避けて配置した機関砲二門。
ペットネームは『トンボ』の意。
【La-11 -】
La-11は、ケーファーのベースモデルとなった機体。ペットネームも付かずテスト用の二機が造られたのみであるが、マニアにのみ有名。軍の制式採用には至っていないにも関わらず後世に名を残しているめずらしい機体であり、基本的な機能はほとんど同じであった。
水の少ないシュレスベルク帝国だが河川は豊富であったため、これを利用するという目的で作られたが、結局買われたのはその総合力であった。
La-11が不採用となった背景には最終的なニーズの違い(同年空軍は爆撃機を採用している)もあったが、航空機としての総合的な力量がもっと得られるはず、という期待値を込めた不採用であったという見方もある。
【Ma-5 Alexandra】 アレクサンドラ
帝国初の軍用輸送機。
それまでの帝国では陸送か飛行船による輸送が主であり、他国でもほぼ陸送という考えであったが、前線に直接デリバリーできる機敏さと輸送能力が買われ戦時中でもあるにも関わらず攻撃機とのトライアルを勝ち抜いた。実際、この当時に二発のエンジンで1tのペイロードは賞賛に値する。低速、低空飛行しか出来なかったのでよく落とされていたらしい。
速度、高度を犠牲にすることで得た輸送機という概念はその頃には存在しなかったので賛否両論であったが、軍部はその力を信じていたという。
胴体上部に翼を配し、翼上部に左右一発づつエンジンを配する陸上機。
【La-12 Strauss Zwei】 シュトラウスツヴァイ
初代機La-9 Straussの機体の材質を見直し、エンジンのパワーも上げてある。積載量は300kgまで増え、かく乱戦法に磨きがかかったと言われている。もっとも速度が出ないのは初代譲りで、援護機が追い払われたあとに残るのがこの機体である事には変わらず、強い敵機にはとことん弱かった。それでもユクトランド王国にとっては充分、恐怖の対象たり得たようである。
【La-17 Kafer】 ケーファー
La-11のリファインという境遇の中、制式採用を勝ち取った機体。
当時はトライアンドエラーが多く、このような形で日の目を見た機体はめずらしい。が、それ故に完成度も高く主力戦闘機の座を射止めたとも言える。
「ケーファー」は大戦でめざましい活躍を見せ、撃墜数最大80機という当時としても異常な戦績を残したパイロットの愛機として君臨していた。
ペットネームは『カブトムシ』の意。
